HSP気質だけど「よく察して気が利く」というのは違和感があるな〜
さっきのミスに気を取られてまた気が利かない行動をしてしまった…
私もHSP気質なのに気が利かないと悩んでいましたが、そんな悩みを解決できる記事になっています
なぜなら「HSPは気が利く」という違和感を分解して、気が利くための対策を徹底的に考えたからです。
この記事を読むことによって違和感がなくなり、気が利くためのコツや心が軽くなる考え方がわかり前に進むことができますよ。
HSPさんは本当に気が利くのか?
「HSPは雰囲気を察して気が利く」という言葉に違和感を覚えたHSPさんも多いのではないでしょうか。
私は顔色や雰囲気に敏感すぎて逆に気が利かないときがありました
頭の中では「今これやったほうがいいよな」と思っていても「変に何もしないでおこう」という気持ちが勝ったり。
「わかったうえで色々考えてなにもできない=結果として気が利かない」なのかなという感覚です。
HSPの気質とは?分かりやすく解説
HSP(Highly Sensitive Person)は繊細な感覚を持つ人のことを指します。
この気質を持つ人は、他の人よりも周囲の刺激や変化に敏感に反応します。
- 周りの空気を読むのが得意
- 小さな音や光の変化に気づく
- 他人の気持ちに共感しやすい
この敏感さが「いつも気が利く」と思われる原因にもなりますがそれは慣れも関係することであり、
実際には敏感すぎるために疲れやすく余裕を持てないことも多いです。
HSPさんが気が利かないと感じる瞬間
実体験をもとに具体的な場面を紹介しながら解説していきたいと思います。
もし共感できる場面があれば嬉しいです
クレームを引いた時の気が利かない行動
クレームの電話を受けるのがほぼない部署にいたのでたまにクレームを引いて相手の声色が怖いと、
「あーもう怖い!早く終わらせたい!」で頭が思考停止して相手の話が聞けないんですよね。
結果なにもせず気が利かない行動をしてしまうという。
私は有名なクレーマーを引いて暴言に耐えられず途中で電話を切ったことがあります
ポンコツすぎる…!
ミーティング中の気が利かない行動
会議やオンラインミーティングで上手く話せなかったりモタモタすると、
その場の雰囲気に耐えられなくて「あーダメだ」と思い頑張るのを諦めてしまうんですよね。
一度ダメだと思うともう相手の顔も見れなくなり、その結果1人で突っ走り気が利かない行動をとってしまいます。
あと咄嗟に何かを言われると、何を言っても自分が間違っているように思えて固まってしまったり。
お出かけ中の気が利かない行動
目先の感情にとらわれたりさっきまでのミスに気を取られたりして、
今気を遣うべきところでなにもできなかったりするのがお出かけ中にも表れます。
私の場合「疲れた!もうしんどい」という自分の気持ちに気を取られて、重い荷物を持っている義母を補助できなかったり。
常にアンテナが色んなところにピコンピコン張っているせいでそれに気を取られて何もできないんですよね。
なんか書いててつらくなってきた…
HSPさんは気が利くと思わせる方法3選
気が利かないなと落ち込むたびにどうすれば良かったのかを自分なりに研究して、
その考えを意識すると落ち込む機会が減ったのでご紹介します。
今を見つめる
1番効果的なのが「今を見つめて集中すること」です。
さっきまでのミスを引きずったり単に油断していたりして、
肝心の「今」必要な気遣いを意識しないと気が利く行動ができないです。
「今」に集中すると過去に気を取られるどころじゃなくなっておすすめですよ
はじめは難しいですが頭をシンプルにして今を見つめるのが大切です。
今は何をするのがベスト?を頭にめぐらせる
とにかく「今は何をするのがベスト?」を絶え間なく自分に問いかけるのがおすすめです。
少しでも油断するとまた過去の反省や自分への苛立ちで感情が支配されるので…
負の感情を無理やりにでも受け流して、今は何をするのがベストなのかだけを考えるのが大切ですよ。
そしてベストと思う行動が決まったらあとは淡々とロボットになった気分でこなすだけです。
人に興味を持つ
経験ですが人に興味がないとまじでなにもできないです。
例えばクレームを受けたらどうしても「怒られている自分」に意識が向いてしまうんですよね。
ですが「この人は何に怒ってどうしてほしいんだろう」と大切な身内に接するような感覚で無理矢理にでも矢印を相手に向けると気が利く対応ができますよ。
クレームじゃなくても相手に興味を持つと「今どうして欲しいのかな」を自然に考えられます。
ただもし仕事や、大切な人が相手じゃなければそこまで気を遣わなくてもいいと思います。
自分が疲れちゃうので…
仕事や環境に慣れるしかない
もし新しい仕事や環境で「気が利かない…」と思っているならそれは間違いです。
気が利くうんぬんの話じゃなく単に慣れていないだけです
「わからないから怖い!シャットアウト!気が利かない!」がなくなるのが慣れだと思っているので、
これを乗り越えると気が利く行動を考えることができますよ。
よく言われる「HSPさんは顔色や雰囲気を察して行動できる」というのは、
自分に自信を持てて余裕がある時はできるって話だと思うので慣れは大切です。
気が利かないと悩むHSPさんの心を軽くする考え方3つ
どんなに気をつけていても気が利かなかったなと思うことはあります。
そんな時に心を軽くする考え方を共有しますね
いつか起こることが今起きただけ
「いつか起こることが今起きただけで、いずれ経験することだったんだ」と思うと心が楽になりますよ。
気が利かないなって落ち込むこの場面はいずれ起こることで、
最終的に気が利く人になるための練習だったんだと思うようにすると少しやる気が出てきます。
あの時はあれがベストだと思った
ついつい気が利かなかった出来事を思い出しては「わ〜!」となってしまいますよね。
でも「あの時はあれがベストだと思った」と思えば、もう仕方ないかと割り切れるようになるのでおすすめの考え方ですよ。
あとは余裕がある時に、気が利かなかった場面をシミュレーションして正しいと思える行動を想像してみるのも次への活力になります。
常に「気が利く」を求めなくていい
「相手が無言でも何をして欲しいかを察しなければ…!」
気づけばこの考えがHSPさんのデフォルトの感情になっているような気がします。
そもそも相手が何も言わなければそのままで大丈夫なわけで、自分がそこまで必死に考えなくていいのです。
まとめ:気が利かないを履き違えているケースも
この記事ではHSPさんは自然と気が利くのか?その違和感や気を利かすための方法を書きました。
気が利かないと悩むのは、あなたが誰よりも相手の気持ちに寄り添いたいと思っているからです。
その気持ちを「気が利かない」という一言で片づけるのはもったいないと思います。
気が利かないと思っている時点で本当は多くの場面で周りに気配りできていますが、
完璧を求めるあまり自分に厳しくなりすぎているのかなと思います。
HSPさんが気が利く力を発揮できるのは、自分が落ち着いているときや余裕があるときです。
だからこそ「できないときもあるのが普通」と受け入れることで心が軽くなりますよ。
卑屈になるとどんどん何もできなくなって自己嫌悪に陥り負のスパイラルになるので…
これから年末年始で気を遣う場面が多くなりますが、この記事で解説したことを頭の片隅に置いていただけたら嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました!
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